線画も日本人の発明

 

 

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 掲載した絵は人物画以外は日本人男性の歌川広重が書いた絵です。人物画は日本人男性の歌川豊国が書いた絵です。ですから、この人物画は自画像ではなく肖像画です。人物画の人物は広重です。人物画の広重の着物には、なんとなく楽しくて面白い(菱形の)紋章がついてます。この紋章は「広重のヒとロを菱形にした紋章」です。広重は線画の父(発明者)です。線画とは「線で書いた絵」です。線画登場以前の絵は「色の違いで書いた絵」だけでした。

 

 今回は広重の「風景のどこかを実際とは少し変えた実際とは少し違う風景画だが実際を上手く表現した風景画」「個性のある角度を見つけて書いた風景画」でもより個性のある広重の風景画を掲載しました。

 

 最初の風景画は絵に「箱根」と書いてあり湖は「神奈川県の箱根にある芦ノ湖」ですが、手前の一番高い山は「埼玉県にある二子山」で左の白い山は「静岡県山梨県にある富士山」で、風景の範囲が広い風景画です。しかし、実際は「二子山」「芦ノ湖」「富士山」の3つを一緒に見ることのできる場所はないので、全体としては「実際とは少し違う風景画」ですが「実際を上手く表現した風景画」ではないですが、この3つを一緒に見渡してみたい夢を叶えていますし、この絵の二子山の絵は「実際とは少し違う絵」ですが「実際を上手く表現した絵」でもあります。この絵の一番の注目点は「色合い豊富な二子山」よりも「白一色の富士山」です。埼玉県や東京都から見える富士山は周囲の山々により頭の部分の雪が積もる部分しか見えないので真っ白で白一色の山に見えるのですが、この富士山もとても素晴らしいです。僕は東京で初めてこのような白一色の富士山を見た時とても驚きました。そして、とても綺麗だと思いました。東京から見える富士山は小さいですが、見ていると富士山の透き通った美しい空気がここまで来るように感じるほど雄大で不思議で神秘です。広重はこのような富士山を表現したかったから富士山以外を色合い豊富にしたり富士山とは全然違う形の山の二子山を描いたのでしょうか。なんと言っても富士山は世界一の山です。しかし「日本の山はみんな世界一の山だよ」という声もこの絵の富士山から聞こえます。この絵からは富士山はいつも優しく周囲の山々を見守っていることも感じます。広重はこの絵で紙の天辺まで二子山を書いていますが、このような山の絵や書き方も珍しく、なんとなく楽しくて面白いですし、二子山の垂直さを強調、そして、だから、富士山が目立っています。

 

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