裸眼3Dテレビも日本人の発明

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f:id:japanfather:20210123111006j:plain富士山 写真 松林 絵 長谷川等伯

f:id:japanfather:20210128195410p:plain三洋電機THD-40A1登場前から3D映像は映画館で見ることができ、映画館の観客が全員同じ眼鏡をかけて映像を見ている写真は有名ですが、全員同じ眼鏡をかけて映像を見ている理由は、放映している映像が3D映像で3D眼鏡をかけないと3Dに見えないからですが、この写真は白黒写真もあり、白黒写真もあるということは、相当昔から3D映像は映画館で見ることができ、相当昔から3Dに見える映画装置はあったということですが、三洋電機THD-40A1登場まで「3D眼鏡をかけなくても3Dに見える装置」「3D撮影していない映像も3Dに見える装置」はありませんでしたし、三洋電機THD-40A1登場まで「映画館以外で3D映像を見ること」はできませんでした。僕はテレビで自宅で3D映像を見ることができるようになるにはテレビ放送局のテレビカメラを全部3Dカメラに変えないとならないからテレビで自宅で3D映像を見ることができるようになるのは遠い未来と思っていましたが、やっぱり日本人の発想力と達成力は素晴らしいですね。世界初の家庭用3D映像装置は裸眼3Dとして登場ではなかったとしても素晴らしいことでしたが、単なる3Dではないと言いますか従来の3Dではないと言いますか、裸眼3Dとして登場したことはもっと素晴らしいことです。しかし、三洋電機THD-40A1はブラウン管式テレビの形をしていますが実はプロジェクター、プロジェクターの方式は液晶式、テレビ形液晶式プロジェクター、世界初の液晶式プロジェクター「エプソン VPJ-700」平成元年登場、液晶式プロジェクターも日本人の発明、液晶式プロジェクター登場前はプロジェクターは「3管式プロジェクター」と「映画装置」があり、3管式プロジェクターは「ソニー VPH-1020QJ」のような装置、テレビ形の3管式プロジェクターも登場、世界初のテレビ形3管式プロジェクター「ソニー KPR-4610」昭和58年登場、液晶式プロジェクターは3管式プロジェクターより映像が明るいですがテレビより映像が暗い、日本人は3Dテレビも研究、世界初の3Dテレビ「三洋電機 C-32SD1 ブラウン管式テレビ 32形」平成7年登場、しかし、三洋電機C-32SD1は裸眼3Dテレビではなく、日本人は裸眼3Dテレビも研究、世界初の裸眼3Dテレビ「日本 田中久重電気 東芝 20GL1 液晶式テレビ 20形」平成22年登場。3Dテレビ(3Dディスプレイ)の分野は「1 三洋電機THD-40A1」「2 三洋電機 C-32SD1」「3 東芝 20GL1」の3機種が構築。しかし、平成14年には日本人は裸眼3Dテレビを作っていて、平成14年に三洋電機は50形のプラズマ式の裸眼3Dテレビを作っていましたが、世界初の商品化は平成22年でした。液晶式プロジェクターは3管式プロジェクターより「映像が明るい」だけではなく「映像が綺麗」「低電力」「低価格」「小形軽量」で、今では家庭用だけではなく映画館のプロジェクターも液晶式です。テレビ形プロジェクターはスクリーンと投映機の一体形だからスクリーンを用意しなくていいという利点がありますが、テレビ形プロジェクターを作った1番の理由はテレビの大画面化だったと思います。三洋電機THD-40A1登場の平成6年は液晶式テレビの大画面化技術がなく、世界初の30形液晶式テレビ「シャープ LC-30BV3」 は平成13年にやっと登場、平成6年はブラウン管式テレビの大画面化技術はあり、世界最大のブラウン管式テレビ「ソニー KX-45ED1 45形」は昭和63年に登場、しかし、ソニーKX-45ED1はとても重い、しかし、液晶式プロジェクターを使ったテレビなら大画面でもブラウン管を使ったテレビより軽い、そして、今のところテレビは3Dにできないけどプロジェクターならできる、ということで、世界初の家庭用3D映像装置「三洋電機 THD-40A1」はプロジェクターとして登場したと思います。昭和63年は40形以上のテレビはとても高価で、ソニーKX-45ED1は243万円、三洋電機THD-40A1はソニーKX-45ED1の6年後に登場してソニーKX-45ED1より画面の大きさが小さいですが、三洋電機THD-40A1は世界初の家庭用3D映像装置で世界初の液晶プロジェクターは平成元年に登場したからまだ平成6年は液晶プロジェクターは高価だったということもあり、三洋電機THD-40A1は500万円、三洋電機は40形のTHD-40A1と同時に70形のTHD-70S1も販売、三洋電機THD-70S1は980万円でした。3D映像は面白いですし、裸眼3D映像は3D眼鏡がなくてもいいので便利ですが、昔も今も普及していない理由は「3D映像は目が疲れる」「裸眼3D映像は画質が良くない」ということだけではなく、非3D映像より3D映像の方が現実感がありますが、映像は「非現実で夢があって欲しい」「現実でも普段ほとんど見ることができない非現実のようであって欲しい」といったものが人間の心のどこかにあるからでしょうか。最近はプロジェクター(映画)でも画面でもない第3の映像装置で第2のディスプレイの「ホログラム」の研究も盛んになっていて、ホログラムは裸眼であることが当然の3D映像装置です。平成22年に日本人はホログラム「ソニーRayModeler」を創造、令和元年に日本人はホログラム「ソニー円筒透明スクリーンディスプレイ」を創造、前者は透明ディスプレイではなかったですが、後者は透明ディスプレイの360度ディスプレイに進化。平成21年に日本人はホログラム「日立フルパララックス」も創造。ソニーRayModelerとソニー円筒透明スクリーンディスプレイは筒の中じゃないと映像を映すことができませんが、日立フルパララックスは筒がなくても映像を映すことができるのが最大の特徴です。しかし、両社のホログラムとも透明の鏡に反射により映像を映すため、日立フルパララックスも透明の素材が全くないわけではなく、日立フルパララックスは透明ディスプレイですが360度ディスプレイではありません。ホログラムはプロジェクターと同じく「映像を映す場所(スクリーン)」と「投映部分」の両方を用意しないと映像を見ることができなく、更に、この両方をある程度間隔を空けないと映像を見ることができませんが、画面は映像を映す場所と投映部分の両方を兼ね備えていると言いますか、画面は映像を映す場所でも投映部分でもあるため、画面だけで映像を見ることができますし、画面だけならポータブルとしても便利ですから、将来映像装置はホログラムだけになることはないでしょう。また、ホログラムはプロジェクターと同じく透明映像しか映すことができなく、透明映像でもスクリーンに映せば画面のようになるため異なる空間や世界を作ることができますが、スクリーンに映したらプロジェクターと同じで、スクリーンに映していないのに映像になるのがホログラムで、スクリーンに映していない透明映像は空間に浮いている映像で空間に溶け込んでいる映像ですから異なる空間や世界を作ることができません。三洋電機THD-40A1は画面だけではなかった昔のブラウン管式テレビのように画面の下の部分が大きいですが、画面の下の部分が大きい理由は、画面の下に大きいスピーカーを搭載しているからだけではなく、画面の下に液晶式プロジェクターも搭載しているからで、画面の後ろではなく画面の下に搭載している理由は、プロジェクターは映像を映す場所と投映部分をある程度間隔を空けないと映像を映すことができなく、今はとても小さい間隔でも映すことのできるプロジェクターもありますが、三洋電機THD-40A1登場当時はなく、ある程度間隔を空けて後ろから投映だと装置全体の奥行が大きくなってしまうため、三洋電機THD-40A1は後ろの部分が斜めになっていますが、この部分に鏡を設置してあり、下から投映した映像をこの斜めの鏡で反射して画面に映しています。令和2年に日本人は従来と異なる技術の裸眼3D映像装置を発明による従来より画質がいい裸眼3D映像装置の空間再現ディスプレイ「ソニー ELF-SR1」創造。ソニーELF-SR1については令和2年12月21日の「今度の裸眼3Dディスプレイは本物」で記述してあります。日立フルパララックスとソニー円筒透明スクリーンディスプレイとソニーELF-SR1の登場で、今後、3Dディスプレイの普及に期待したり、新しいディスプレイの普及が楽しみなのは勿論ですが、期待とか楽しみという心より、日本人がデジタルオーディオとデジタルビデオを発明したことで人類はやっとノイズがない本来の音質と目で見ているものとほとんど同じ本来の画質に到着したように、人類はやっと本来の映像に到着したことを祝い喜ぶ心です。

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