祝 180周年 松阪屋嘉八本店 京都宇治茶

 



    松阪屋嘉八(まつさかやかはち)本店のご主人が店内の座敷で淹れて下さいました玉露。「とてもまろやかでやさしく少し甘くて少し苦い繊細な味と薫り」「深い味わいだが軽くて清々しい味わい」「高級で豪勢なのと同時にどこか脳裏に小さい幸せと懐かしさを甦えらせる雰囲気」でした。改めて玉露は世界一の飲料だと思いました。座敷に用意してありました一杯用の小さい急須とおちょこのような小さい湯呑みも素晴らしいと思いましたし、この2つを乗せた古くて細長いお盆も素晴らしいと思いました。朝9時10分に即興で撮影。松阪屋嘉八本店は朝9時開店。松阪屋嘉八本店には素晴らしい朝日が当たっていました。

    松阪屋嘉八本店の店内の座敷に鎮座している茶壺。手前2つは室町時代の茶壺。不思議な艶さえ放っていました。色質が渋いですし形もいい形です。奥/右の茶壺も相当昔のものと思いますが、この茶壺の色質も素晴らしいですし、枝のような滴る水のような立体の装飾も素晴らしいですし珍しいです。このような茶壺はお茶っ葉の保存容器ですが、ご覧のように芸術品でもあることは言うまでもありません。後にブリキの登場そしてブリキを内側に張った木箱の登場により、茶葉容器は陶器製容器から木製容器という軽くて割れない容器に移行していったそうです。緑茶は蓚酸が多いので大量摂取しないようにしましょう。   

    松阪屋嘉八本店は平等院の近くにあります。最初の写真と4番目の写真とすぐ上に掲載の写真が平等院。今月の午前10時台に撮影。松阪屋嘉八本店や平等院からは槇ノ尾山と朝日山と大吉山のなだらかで美しい山々が見えます。平等院は出入口が表門と南門の2箇所ありますが、門の近くに今風のお店がない南門がおすすめです。平等院のような建築は他の国にもありますが、日本のは実に自然でやさしくて力強く雄大で形が良く、東大寺法隆寺といった日本国内においても各々が普通ではない素晴らしい何かを持っています。平等院は池の色も非常に綺麗で驚きます。平等院鳳凰堂の正面はもちろんですが裏側の坂道も最高です。