なぜソニーCCD-TR55はビクターGR-C1より小さくできたのか

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回転ヘッドはヘッドにテープを巻き付けないと合体できない、だから回転ヘッドはテープを装着しただけではヘッドとテープを合体できない、だから回転ヘッドはヘッドとテープの間に「巻き付け装置」を設置して有る、ヘッドとテープの間に巻き付け装置を設置して有るとヘッドとテープの間に奥行が有る、奥行が有ると小さくできない、更に回転ヘッドはヘッドそのものが大きい、だから回転ヘッドの装置であるビデオウォークマンはカセットケースサイズにできない。しかしソニーは考えた、日本人は考えた、どうしても回転ヘッドは構造からカセットケースサイズにできないが、どうしても今より小さくしたい、VHS-Cの装置より小さくしたい、ビクターGR-C1より小さくしたい、もっとみんなを驚かせたい、もっとみんなに喜んでもらいたい。

 

回転ヘッドはテープを装着した後に巻き付け装置が動いてヘッドにテープが巻き付いてヘッドとテープが合体、テープを装着した後ではなくテープを装着しながら巻き付けたら巻き付け装置は無くていい、テープを装着しながら巻き付けたらヘッド設置位置とテープ装着位置の距離を短くできる、巻き付け装置が無くてヘッド設置位置とテープ装着位置の距離が短いとヘッドとテープの間に奥行が無い、奥行が無いと小さくできる、

 

ソニーGV-U5は永遠の世界最小のビデオデッキを実現できたのは、巻き付け装置が無くてヘッド設置位置とテープ装着位置の距離が短い新機構の「テープ装着巻き付け機構」の発明とこの機構の搭載によるもので、ソニーGV-U5の登場の2年前の平成元年(1989年)に登場のソニーGV-100もこの新機構の搭載によりソニーGV-8より3cmも奥行を小さくできた。しかし世界で最初にこの新機構を搭載したのはソニーGV-100ではなく、ソニーGV-100の登場と一緒の年に登場したがソニーGV-100より早く登場したソニーCCD-TR55。

 

テープ装着巻き付け機構を搭載していない装置は、テープ取り出し釦を押すと、すぐにテープが出て来なく、巻き付け装置が動いてヘッドとテープの巻き付けを分割まで少し待った後にテープが手間に出て来るが、テープ装着巻き付け機構を搭載の装置は、テープ取り出し釦を押すと、すぐにテープが出て来るが、2段階でテープが出て来る構造になっていて、最初の段階ではテープは手間に出て来るのではなく、電動で横に出て、横に出ながらテープを装着しながら巻き付くの逆のテープを脱しながら巻き付けを解いているため、最初の段階ではテープを取り出すことができなく、最初の段階で少し待った後に、次の段階でテープが手間に出て来る。

 

テープ装着巻き付け機構を搭載していない装置は、テープを装着していない時は、テープの巻き付けを分割しなくていいので、テープを装着していない時は、テープ取り出し釦を押すと、すぐにテープが手間に出て来るが、テープ装着巻き付け機構を搭載の装置は、テープを装着していない時も装着している時も、電動で横に出て来るため、テープを装着していない時も装着している時も、テープ取り出し釦を押しても、すぐにテープが出て来なく、2段階でテープが出て来る構造だから、テープ装着巻き付け機構を搭載の装置はテープ装着巻き付け機構を搭載していない装置よりテープ着脱に少し待つという問題点があっても、8ミリビデオはVHS-Cより6倍も長時間記録の120分記録できるから頻繁にテープ着脱はしないし、ポータブル装置は小さい方がいい。

 

 ソニーCCD-TR55は再生もできるカムコーダー(ポータブルビデオとビデオ用カメラを合体したビデオカメラ)、ソニーCCD-TR55の登場の5年前の昭和59年(1984年)に登場のビクターGR-C1は世界初の再生もできるカムコーダー、ソニーCCD-TR55は8ミリビデオ、ビクターGR-C1はVHS-C、8ミリビデオのテープとVHS-Cのテープは同じ大きさ、しかしソニーCCD-TR55はビクターGR-C1より全然小さい。テープを小さくできたら装置全体も小さくできる。しかしビクターGR-C1もテープが小さい。だからテープを小さくしただけではビクターGR-C1より小さくできない。ビクターGR-C1より小さくできたのは新機構「テープ装着巻き付け機構」によるもの、そしてソニーCCD-TR55以前のカムコーダーはビデオデッキの前にカメラがついてる構造だったが、ソニーCCD-TR55はビデオデッキの横にカメラがついてる世界初の構造。

 

なぜビクターGR-C1とソニーCCD-TR55はディスプレイを搭載してないのか。今の時代から見たら当然だ。しかし不思議なことに、あの時代は、ディスプレイを搭載のポータブルビデオにビデオ用カメラを繋ぐことができて繋いだらディスプレイを見ながら撮影できるのに、ディスプレイを見ながら撮影という発想とビデオカメラにディスプレイを搭載という発想が無かった。世界初のディスプレイを見ながら撮影という発想とビデオカメラにディスプレイを搭載という発想、ハンディカムCCD-TR55の3年後に登場、液晶ビューカム、新しいカメラの歴史の出発、液晶ビューカム